☆大学生「交換留学までのスケジュール!」
2024年04月04日
☆大学生が「交換留学に出発するまで」のスケジュール
いつもお世話になっております。「天白区塩釜口」の㈱プレディオ プラスの伊藤です。
さて、今回の特集記事は、大学生になったら「交換留学の夢を叶えたい!」と考えている方に向けての特集回になります。
そのため、あなたが、大学入学後 あなたの夢である「交換留学」を実現させるために、どのタイミングで、どんなことに注意しながら、どんな流れで交換留学に向かう事になるのかを少しでも参考にしていただきたいと思い、今回の特集を考えるに至りました。
実直的な話、大学生の「交換留学」という “響き” は、少し華やかなものに聞こえるかもしれませんが、実際には大学入学直後から交換留学に行くために必要なさまざまな要件や手続きを抜け目なくチェックして、あなたが行きたいと考えた「留学スケジュール」に、ズレがでないように実行していく必要がありますので、それは大げさでもなんでもなく、とても難易度が高い大変なことだと言えると思います。
そこで今回は、交換留学の “一例” として、留学へ出発する時期を大学2年生の夏(8月・9月)に絞って、あなたが大学入学直後から大学2年生で、交換留学へ出発するまでの流れを、いくつかの留意点を交えながら、必要最低限のことを簡潔にお話して参りたいと存じます。
そうすることで、今回のタイミングで、あなたが「交換留学」に興味を持った場合は、その手続きやスケジュールをおおまかに知っておくだけでも、交換留学の申請やその後の動き方について、ある程度は予測ができて少しは参考になると思います。
ただし、あなたが所属する大学の協定校によっては、その手続き方法や順序、スケジュールなどが異なる場合もあると思いますので、どうぞ正確なものにつきましたは、大変お手数ですが、あなた自身で大学の留学プログラムや留学支援センターの窓口役の担当者へ必ず確認をするようにしてください。
なお、こちらは以前に特集をしました…
☆「■大学生の交換留学ってどうなの?」
につきましても、是非併せてご覧くださいますようお願いいたします。
それでは、早速ですが一緒に見てまいりましょう!
■交換留学のスケジュールの一例(参考)
ここでは、大学入学後から留学出発までにどのようなスケジュールで、その準備をいつ行うべきかをご紹介して参りたいと思います。
なお、今回は、イギリスの大学へ「交換留学」をするスケジュール行程で、大学2年生の夏出発の “一例” であることを予めご承知おきください。
■入学から大学1年生の夏休み頃:「イギリスへの交換留学を希望する場合」
①GPA(成績評価)の取得
まず一つ目としては、「交換留学」への準備は、あなたが大学に入学した瞬間から始まっていると言っても過言ではありません。
あなたがイギリスのマンチェスター大学やシェフィールド大学への交換留学を志望するのであれば、最低限「GPA 3.00」以上のスコアを取得する必要があります。
なぜなら、大学で「交換留学」に行くには、大学内の学内選考を勝ち抜く必要があり、その応募要件である「GPA(大学の成績評価)」を満たしていなければ、あなたが志望する協定校へは応募すらできないため、大学入学時から常にGPAを意識して優秀なスコアを積み上げていく必要があるからです。
②英語資格テストIELTSのオーバーオール・バンドスコアの取得(もしくは、TOEFL iBTでも可 )
2つ目としては、これもGPAと同様、イギリスのマンチェスター大学やシェフィールド大学を志望するのであれば、英語資格テストのIELTSの場合、最低限のスコアとして「オーバーオール6.5以上」を取得する必要があります。また、協定校によっては、IELTSのオーバーオールだけでなく、4技能の各セクションでのスコアの最低ラインを設けている場合もあるので、入念に確認するようにしてください。
そして、大学1年生の夏休み期間中のタイミングで英語資格テストを受験するようにしてください。
それから、実直的な話をしますが、語学要件のスコアがどうしても間に合わず、あなたが行きたい協定校がある場合は、交換留学に行く時期を半年~1年あえて遅らせて、その期間を英語スコアの向上に専念することをオススメします。
■大学1年生の10月~11月頃:「協定校の募集要項公開」
③志望理由書や成績証明書を留学支援センターに提出
3つ目としては、事前に「募集要項」のページで募集概要や前年度の募集要項を確認しておきましょう!
「志望理由書」は、あなたが交換留学をすることができるか判断される重要な書類になります。
そのため、あなたの指導教員(チューターの先生)や留学支援センターの窓口役の担当者のほか、留学経験があるの先輩学生などに、内容を何度でも確認してもらい、あなたの「アピールポイント」や「あなたの経歴をはじめ、大学に入学してからどんなことを頑張ってきた」とか、「今回の交換留学で何を学び、あなたの未来にどう活かしたいのか」などを、ロジックの整った、理路整然としたベストのものを作成して提出する必要があるという訳なのです。
あと、自分の英語資格テストやGPAのスコアが協定大学の応募要件をちゃんと満たしているかどうかを、最新の募集要項の協定校リストから必ず確認するようにしてください。
■大学1年生の1月頃:「学内応募締切、学内委員会による選考」
④応募手続き及び応募締切について
4つ目としては、応募に際しては日時指定がありますので、その日時を遵守して応募書類一式を作成・準備しなければなりません。
なお、交換留学の応募書類の一例として、所定の「応募フォーム」に、まず第1希望~第4希望(所属大学によっては第1希望~第10希望)までの留学希望大学を記載し、「①留学計画について、留学希望国の言語・文化に対する学習経験、留学を希望する大学の特徴、留学をする目的、留学終了後、その経験をどのように活かしていきたいかについて言及しながら、600字以上で述べなさい…」とか、「②中長期間海外での生活に適応し、安全に過ごすために、渡航前に準備する必要があることや、渡航後の心構えについて、自信の過去の経験や留学を希望する国・地域の現状に言及しながら400字以上で述べなさい…」というような課題レポートを作成する必要があります。
■大学1年生の2月頃:「協定大学への推薦者の決定」
⑤今後のスケジュール 2024年2月中旬~下旬頃:「派遣先大学等への推薦者決定」
大学からメールで学内選考の結果が届きます。これは、あくまでもあなたが所属する日本の大学の学内選考を通過したことを意味していて、留学を希望している現地の協定大学からの受け入れが承認された訳ではないので、注意してください。
●「選考結果メール」の一例はこんな感じです…
<選考結果> 2024年度 ○○一次募集
標記の件について、学内選考の結果を、以下にお知らせいたします。
・学内選考の結果:派遣を推薦する(所属学部・研究科にも別途通知)
・派遣予定大学(国・地域/プログラム):マンチェスター大学(イギリス/○○プログラム)< 第一希望 >
・派遣予定期間:○セメスター 2024年○月~2025年○月
(注意)
・本通知は、推薦可否について学内の選考結果であり、派遣の確定通知ではない。最終的な受入可否は、受入先となる協定校等の判断による。
・派遣予定期間は、受入が正式に決まった後、受入先が指定する渡航日等により若干変更になる可能性有。
・(事務手続き説明会):(45分程度)
⑥2月下旬頃~:「 派遣先大学等への申請手続き」
あなたが、「留学を希望する現地の協定大学で何を学びたいか」とか、「それを日本に帰国した後にどのように活かしたいか」などを、明確に記載する必要があります。留学サポートセンターの担当者に相談しながら、締切日までに申請書類一式を提出する必要があります。
■大学1年生の3月頃~:「協定大学への申請手続き開始」
⑦派遣学生向けのオリエンテーション
派遣先の協定校からの留学生との交流イベントがあったり、留学への出発準備チェックや留学経験者との座談会などが催されたりもします。
⑧派遣先大学等からの受入許可書受領
学内選考で内定していた、留学希望の現地の協定大学より申請が正式に承認された旨、メールにて通知を受け取ります。
■大学2年生の5月~7月頃
⑨協定大学からの受入許可書を受領し、ビザ申請等の手続き
渡航前に海外渡航リスク管理に関する動画の視聴(出席必須) 派遣可の場合、各自で渡航準備 (学生寮決め、査証申請、航空券手配、予防接種、海外旅行保険加入等)します。
現地の住居を探して申請します。(住居には、学生寮か1人暮らしを選択することができます。また、学生寮の中でも1人部屋かシェアルームかを選択することができます。もちろん、各々の費用等は選択した住居により異なります。)その後、住居受け入れが承認されましたら、メールにて通知を受け取ります。なお、現地大学からの受け入れ承認がされましたら、なるべく早めに住居の申請をするように注意してください。
あと、留学のビザ取得のための書類提出や写真撮影等を行う必要があります。そのため、事前にビザ申請センター(東京か大阪)への来館予約のアポイントを取る必要がありますので、少しでも時間に余裕を持って書類作成などを事前に行っておいてください。
なぜなら、移民問題を抱えているため、イギリスの入国審査はとても厳しく、海外に慣れた人たちが挙(こぞ)って、イギリス留学の最初の難関はビザ申請だと言わしめるほどだからになります。
また、これは余談になりますが、イギリスのビザを管轄している内務省(ホームオフィス)は対応がとても遅いので、余裕をもって申請することが大切だと言われています。ビザを申請できる期間は、留学の3ヶ月前から申請が可能になるので、問い合わせや電話連絡にかなり時間が掛かったり、ビザ申請が遅れたりすることもあるため早めに準備しておくと安心という訳なのです。
■大学2年生の8月~10月頃~
⑩いよいよ8月~10月: 「海外渡航・留学開始」
現地の協定大学の学生として登録し、あなた自身が現地で学びたい分野を選択します。また、交換留学から帰国後に、現地で取得した単位を所属大学の学部・学科の単位に変換することが可能かどうかを事前に確認しておきましょう。
そして、いよいよ待ちに待ったあなたの交換留学がはじまるのですが、留学に際しては、できれば授業がはじまる10日~2週間程度は早めに出発することをオススメ致します。
なぜなら、あなたの留学生活が少しでも早く慣れたり、この新学期に催される各種イベントに参加したりすることで、あなたの留学生活が余裕をもって迎えられることになるからです。
■大学2年生の1月頃(約半年間)・大学3年生の6月頃(約1年間):「無事に交換留学終了後」
⑪留学が無事終了した後は、「留学成果報告書」等の提出、報告会等での発表会などがあります。
■留学奨学金「(公財)業務スーパージャパンドリーム財団」
大学生の交換留学でいただくことができる「留学奨学金」(給付型)にはさまざまな種類があります。
※「給付型の留学奨学金」とは、返済する必要がない奨学金のことを言います。(但し、応募条件がいろいろとあって獲得するのはとても難しい。)
特に、昨今の円安と物価高によるダブルパンチは、「留学費用」のさらなる高騰にもつながっており、留学希望の学生の「お金の悩み」は、これまで以上に高いハードルとして心配事になっているという訳です。
なぜなら、実直的な話、「留学」には学費(授業料)のほか、留学の渡航準備に掛かる費用や現地での住居費、あと食費やその他の留学生活の諸費用などの「お金」が、思った以上に掛かるものだからです。
そのため、また別の機会に人気が高い給付型の留学奨学金のいくつかをご紹介したいと考えていますが、今回の特集では、留学希望者にとても人気のある給付型の留学奨学金である「(公財)業務スーパージャパンドリーム財団 」(以下、「業務スーパー奨学金」という)を簡単にご紹介をさせていただきたいと存じます。
数ある給付型の留学奨学金の中でも「業務スーパー奨学金」の人気が高いのには明確な理由があります。
●イギリスへの交換留学の場合
①支給額:月額20万円(アジアや中南米、アフリカなどの地域は月額15万円)
②留学一時金:25万円(アジアや中南米、アフリカなどの地域は15万円)
③応募に所得制限がかからない
④交換留学先で専門科目の単位を習得する必要がある
まず、「業務スーパー奨学金」は、何といっても支給額が “月額20万円” もいただくことができるということが最大の魅力になります。
イギリスへの渡航であれば、JASSOの留学奨学金(給付型)では月額8万円(※ロンドンのみ月額10万円)の支給額なのに対して、月額20万円もの支給額というのは大学生にとってはとても魅力的で、安心できる豊富な資金源となる訳です。
また、「業務スーパー奨学金」は、その高額な留学奨学金にも関わらず、家計の所得制限がありません。その他の多くの留学奨学金は所得制限があったりして応募要件に引っかかってしまう場合もありますので、業務スーパー奨学金にはその制限がなく誰でも応募することができるというのが大きな魅力になっている訳です。
そして、業務スーパー奨学金は、交換留学への支援を対象としており、交換留学でも語学習得を目的とする留学には認められていません。
そのため、現地の優秀なネイティブ学生や世界レベルの留学生たちと、同じ目線で専門科目の履修を必然的に行わなければならなくなるので、そういった意味でも自分が世界のトップレベルの学術機関で学びたいと考えている人にとっては、とても魅力的で最適という訳なのです。
実直的な話、もう一つの有名な給付型の留学奨学金である ●文科省の「トビタテ!留学JAPAN」と比べて、応募書類の量や審査の手続きなどの煩わしさが少しだけ簡単で、留学奨学金の応募審査が2ヶ月程度早いため、合格後の留学準備が少しだけ時間的に余裕を持って臨めること。そして、何より一番は支給額が本当に手厚くて大きいことが人気の理由になっているのだと私は思います。
ちなみに、「トビタテ!留学JAPAN」の支給額は、同じイギリスへの渡航であれば、家計基準内の場合は月額16万円(家計基準外の場合は月額6万円)になっています。
なお、文科省の「トビタテ!留学JAPAN」は、採用された いわゆる「トビタテ生」に対して、留学支援やサポートシステムが大変しっかりしているだけではなく、日本全国の優秀なほかのトビタテ生(同士)との交流がとても盛んに行われており、これは とあるトビタテ生から聞いた話になりますが、「留学前から留学中だけではなく、留学後もとても手厚くて安心で、めっちゃ研修とかもあって大変だけど自分の自信にもなって楽しい」のが特徴とのことでした。
●「トビタテ!留学JAPAN」の一次審査の結果「書類審査」の通知(例)
■業務スーパー奨学金の応募について
■「業務スーパー奨学金」への応募資格
・留学開始時点で大学2年生以上(院生は不可)
・学内選考がある留学プログラムに参加
・語学研修を含んでいないプログラム
・GPAが3点満点中2.5点以上 ←(応募要件として最低限のスコア)
(GPA4.00満点でいうと、概ね「3.33」以上必要になります)
(高校生に分かりやすく言うと、5段階評価で概ね「4.16」以上)
・外国語スコアが基準以上
・他の奨学金との併用不可 などたくさんあります。
■「業務スーパー奨学金」に応募するための必要書類一覧です。
・申請書(※所定様式あり ※語学能力証明書添付欄あり)
・誓約書(※所定様式あり)
・指導教員推薦書(※厳封 ※所定様式あり)
・在籍証明書原本
・学業成績証明書原本(※編入生の方は編入前の成績証明書も必要)
・留学先大学で履修予定の科目のシラバスのコピー
・現在履修中の授業科目がわかる書類
・語学能力を証明する資料
・ボランティア参加経験の証明書(なくても可)
・自己PR(A4サイズの用紙2枚以内、文書、イラスト、写真画像様式を問わない)
※ちなみに、「業務スーパー奨学金」の申請書の記載内容の一例として…
・留学先を選択した理由(希望大学が複数ある場合は、すべての大学について記入してください)
・留学先で学びたいことや経験したいこと(希望大学が複数あり共通しない場合は、すべての大学について記載してください)(語学習得を目的とした留学は申請いただけません)
・留学先で学んだことを、将来どのように活かしたいか
・将来の夢
・大学卒業後の進路は、海外に行く予定はありますか。はいと答えた人は具体的に何をしますか?
などの課題の内容やあと自己PRについては、あなた自身でしっかりと考えてロジカルに分かりやすく記入(入力)する必要があります。
■「業務スーパー奨学金」の応募後のスケジュール例(目安)
12月7日 | 日本の大学から業務スーパ奨学金に関するメールが届く(大学への提出締め切りは1月9日) |
---|---|
12月30日 | 年内に留学支援センターの担当者へ提出しチェックしてもらう |
1月9日 | 訂正後2回目の提出 |
1月25日 | 大学を通じて業務スーパー奨学金へ応募書類提出が無事完了 |
3月15日 | 一次審査の結果「書類審査」(大学から本人へメールで連絡有り⇒3月19日) |
3月下旬~4月上旬 | 二次審査/集団面接:約60分(日時指定有り) 服装:スーツが無難 場所:神戸三宮 |
4月16日 | 二次審査(面接)結果の「内定」連絡(大学から本人へメールで連絡有り⇒4月24日) |
5月下旬頃 | 受給のための必要書類提出 |
7月下旬頃 | 正式決定 |
■「業務スーパー奨学金」の一次審査の結果「書類審査」の通知(例)
■「業務スーパー奨学金」の二次審査(面接)の選考結果「内定」連絡(例)
●二次審査(面接)の選考結果「内定」の連絡はこんな感じです…
<選考結果通知書>
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、財団の留学支援事業 面接選考会にご参加いただきましてありがとうございます。
慎重に選考させていただきました結果、奨学生として内定いたしましたので、ご通知申し上げます。
貴殿には、奨学生の一員として自覚し、今後も一層勉学にはげまれるよう期待いたします。
支援金のお振込みは、下記書類ご提出後となりますことをあらかじめご了承ください。
※正式決定にあたり、下記の書類が必要となりますので、在籍大学を通じて財団までご提出ください。
・留学先大学からの受入通知書面
・留学先大学のアカデミックカレンダー
・期間確認書
・奨学金振り込み口座情報
■ここまでの話を整理してみましょう!
ここまでの話として、例えば、あなたが大学時代にイギリスの協定校である「マンチェスター大学」へ交換留学に行く場合で、留学奨学金の「業務スーパー奨学金」に応募要件を満たして、獲得を希望した場合を改めて整理してみましょう!
①あなたの所属大学が設けている「交換留学」に応募できる必要最低限のGPA(成績評価)と語学要件(IELTSやTOEFL)のスコアなどがある他、留学期間中に伴う別途費用が必要なこと。(※留学期間中に伴う別途費用とは、●ビザ代 ●保険代 ●予防接種代 ●渡航費 ●住居費 ●食費 ●教材費 ●交際費 ●医療費 ●現地での生活費(雑費用) ●お小遣いなどになります。)
②次に、イギリスのマンチェスター大学への応募資格要件としてGPA(成績評価)と語学要件(IELTSやTOEFL)の最低限のスコアなどがあること。
③3つ目に、(公財)業務スーパー奨学金への応募資格要件としてGPA(成績評価)の最低限のスコアなどがあること。
つまり、イギリスの「マンチェスター大学」に、留学奨学金の「業務スーパー奨学金」を応募して交換留学する場合、あなたがいつ行くかを綿密にスケジュールを立てた上で、その応募要件である「●大学の“GPAが4.00満点中3.33” 以上、●IELTSのオーバーオールが “6.5” 以上」のスコアが最低限として必要になるという訳です。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
実直的な話、あなたが希望している大学生で行く「交換留学」の難易度はとても高くて、出発までに多くの準備や手続きが必要になることが、少しはお分かりいただけたかと思います。
これらの手続きを、全てあなたがスケジュールを立てて、自己責任で行わなければなりません。
もっと言うと、大学生活はとても忙しくて、「交換留学」に関することの他にも、もちろん通常の大学の授業や課題レポート、エッセイの作成や定期テスト、あとサークル活動やアルバイト、自動車学校に通うことだってあるでしょう。そして、さらに一人暮らしの学生の場合は、毎日の食事や洗濯、お買い物などの家事だってある訳ですし、ときには体調不良やメンタルが整わないときがあったり、その他にも日常生活の諸々のお付き合いや突然の予期せぬ野暮用だってもしかしたらあると思うのです。
そのため、あなたが昔から憧れていた大学生で行く「交換留学」は、もっと夢と希望に満ち溢れたキラキラした華やかなものだったかもしれませんが、こんな話をした今となっては、とても大変で難しいことだと感じるかもしれません。
しかしながら、大学時代に「交換留学」を経験した誰しもが通過していった “道” なのですから、どうか覚悟して頑張ってください。
あと、大変ついでにもう一つだけ追加でお話させていただきます。
それは、ズバリ留学して現地の協定大学に行ってからのことになります。
留学期間中は、当たり前ですが、英語などの現地の言語で行われる “忖度なし” の世界レベルの授業になりますし、もちろんその授業には優秀なネイティブ学生たちと一緒のクラスにもなりますので、そもそも毎回授業に付いていくだけでも、それはそれは大変な努力が必要になる訳です。特に、授業の課題レポート(またはエッセイ)の提出やテスト期間中などは、派遣先の大学の図書館に毎夜遅くまで残って勉強しなければならない事態も、併せて覚悟を持って想定しておく必要があるということです。
それでも、昨今の日本ではグローバル化が進み英語の必要性が年々高まっており、毎年交換留学に行く大学生の方は必ずいるのです。
いざ留学が目前に迫って来ると、ようやくその時が来たというワクワクするような高揚感と同時に、いろんな不安や心配事が湧いてきて、複雑な感情で言い知れぬ恐怖を感じてしまう学生さんも実際多くいらっしゃるかもしれません。
ですが、あなた自身の夢だった「交換留学」について、どの国にいつ留学し、協定校の留学要件として、語学要件(TOEFL・IELTS)のスコア、大学の成績評価であるGPA、奨学金の獲得などを真剣に調べてしっかりと準備をしたのですからきっと大丈夫です。安心してください。
本当に大学生活は夢のような貴重な時間になります。
最後に、そんな貴重な大学時代に、あなたが運命的な留学先に出会え、そして無事にその「交換留学」が満了して成功し、あなたの光り輝くキャリアが構築されますことを心よりお祈りしております。