☆「大学生の留学の種類」について

2023年11月07日

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いつもお世話になっております。「天白区塩釜口」の㈱プレディオ プラスの伊藤です。

 

さて、先日こんなご質問をいただきました。

 

「私は今高校2年生です。私は中学生の頃から『海外留学』にとても興味があって、でもやっぱり大学受験のこととか、あと新型コロナのこととかもあったから、親に『留学に行くのは大学に入ってからにして欲しい』と言われてしまいました。そのため、大学へ入学したら絶対に海外留学に行きたいと考えているのですが、大学生で留学する方法ってそもそもどんな方法があるのですか?」というものでした。

 

そのため、今回は「日本の大学在学中に留学したいけれど、留学にはどんな種類があるの?」とか、「大学は休学しなければならないの?」とか、「留学中の単位は日本の大学で認められるの?」とか、「海外留学の難易度ってやっぱり難しいの?」などについてご説明できたらと思い、「■大学生の留学の種類」についての特集とさせていただきました。

 

なお、今回の特集記事は、あくまでも日本の大学在学中にできる「留学の種類」や「単位認定」、「4年で卒業出来るか」や「難易度」になり、各々の留学方法ごとになるべく分かりやすく表を用いて解説してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

それでは、早速ですが一緒に見てまいりましょう!


※あと、ここでご紹介する「大学生の留学の種類」の内容は、あくまでも一例です。大学によっては、留学の種類や単位認定の方法などは様々になるようですので、詳細につきましては、各大学のホームページなどで必ず確認するようにお願いいたします。

 

■交換留学 (大学の留学プログラム)

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①「交換留学」という方法

 

交換留学とは、在学中の大学が海外大学との間に締結した「交流協定」に基づいて、海外の大学(協定校)に一定の期間、留学を行う制度のことを言います。

 

一般的に、“交換” 留学という語感から、自分の在籍する大学と海外の協定校が毎年、同じ人数の留学生を交換で派遣しあうという意味合いで捉えられがちですが、必ずしもそういう訳ではなく、双方の国の文化などを理解するための「国際交流」が主な目的であることが多いそうです。

 

基本的に留学先で取得した単位は、在籍している日本の大学の単位に換算されるので、4年で卒業することが可能です。

 

あと、こちらはこれまでに特集しました…

 

☆「■高校生の交換留学について

 

☆「■大学生の交換留学について

 

☆「■大学生が交換留学に出発するまでのスケジュール

 

☆「■留学希望の学生が親の同意を得る方法

 

☆「■スーパーグローバル大学について

 

になりますので、ご興味がありましたら、是非併せてご覧ください。

項目 内容
①期間 1学期~1年間 (※およそ半年~1年が多い)
②単位認定 可 (※在籍している大学によって制限がありますので要確認)
③4年での卒業 可 (※留年するケースもありますので要確認)
④英語力 高レベル (※交換留学先の海外大学によって、英語資格テストのTOEFLやIELTSの獲得スコアのレベルが異なります。※海外のTOP校ほど獲得スコアレベルが高い)
⑤学費 在籍している日本の大学に納入すれば、 留学先の大学の学費は免除される (各大学の留学プログラムのパンフレット等をご参照いただき、詳細は大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■単位認定可能 ■4年で卒業可能 ■比較的安価で留学に行ける など
⑦デメリット ■英語などの語学力や大学の成績評価(GPA)の留学要件があって、留学に行ける人数制限もあって、人気の留学先は学内選考もある ■留学の難易度がそもそも高い ■そもそも地域や学校などを自由に決められない

■認定留学 (大学の留学プログラム)

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②「認定留学 (私費留学)」という方法

 

分かりやすく言うと、「認定留学」とは「①交換留学」の下位互換の留学方法になります。

 

何が下位互換かというと、1番の理由は「留学の学費負担が大きいこと」になります。

 

実直的な話、海外大学の学費って、日本の大学に比べるととても高額な国や大学が多くなるのですが、日本の大学に在籍したまま海外大学に留学するので、日本の大学にも学費を納め、 尚且つ留学先の海外大学にも学費も支払わなければならないという、ダブルで学費負担が必要になる留学方法となります。

 

また、認定留学は、日本の大学に在籍しながら、在籍大学の承認を受けた海外大学に留学することになるので、基本的には留学先の海外大学で取得した単位は、在籍中の日本の大学の単位に換算されるので、4年間で卒業が可能になるという交換留学と同じく「単位互換性の可能性」が備わっていることも特徴になります。

 

そして、認定留学は、留学先の国や大学の選定から完全な自己責任・自己負担での留学になるため、分かりやすく言うと「割高」ですが、その分留学する海外大学は、協定校の枠に限定されないために、自身の「英語の語学要件(TOEFL・IELTS)」や「大学の成績評価(GPA)」などの自己都合に合わせた海外大学を留学先に据えることができるため、交換留学に比べて「自由度に関するハードルが低くなる」という特徴もあるのです。

 

そのため実直的な話、「交換留学の学内選考で残念ながら落選してしまった方」や「そもそも交換留学の要件を満たしていなかった方」が、どうしても中長期で留学したくて「応募する留学方法」の1つになる訳です。

 

なお、現在は「円安」・「物価高」でもありますので、もともと学費や生活費が高い国(アメリカやイギリスなど)や大都市圏(ニューヨークやロンドン)などへの認定留学は、費用面でかなり「敷居」が高くなっています。実際に留学する際の「為替情報」や「授業料納付のタイミング」などにも注意が必要です。

 

※但し、例えば あなたが「留学奨学金制度」の応募条件を満たしていれば、その留学奨学金に応募して獲得ができれば、認定留学の費用負担も軽減されますので、1つの有用な中長期の留学方法だと考えていただけるかと存じます。

 

項目 内容
①期間 1学期~ (※およそ半年~1年が多い)
②単位認定 可 (※在籍している大学によって制限がありますので要確認)
③4年での卒業 可 (※留年するケースもありますので要確認)
④英語力 中~高レベル (※交換留学先の海外大学によって、英語資格テストのTOEFLやIELTSの獲得スコアのレベルが異なります。※海外のTOP校ほど獲得スコアレベルが高い)
⑤学費 一般的には、在籍している日本の大学にも留学先の海外大学にもダブルで学費が必要となります (各大学の留学プログラムのパンフレット等をご確認頂くか、大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■単位認定可能 ■4年で卒業可能 ■交換留学に比べると自由に国や地域、学校を選べる
⑦デメリット ■交換留学に比べて費用が高い ■在籍大学に承認されるため様々な条件がある ■留学手続きはすべて自分でやる必要がある

■短期留学(大学の留学プログラム)

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③「短期留学 (大学の留学プログラム)」という方法

 

短期留学(大学の留学プログラム)とは、各大学が主に夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して短期でする留学を言います。

 

夏休みや春休み期間中に、協定校との各種セミナーやサマースクールの他、語学研修や語学セミナー、長期留学が必須になっている学部生に対して肩慣らし的に短期留学プログラム(語学研修)を推奨している大学もあるようです。

 

なお、こちらは以前に特集をしました…

 

☆「■海外留学への挑戦!はじめての短期留学!

 

につきましても、是非併せてご覧くださいますようお願いいたします。

 

項目 内容
①期間 1週間~ (※およそ1週間~2ヶ月未満が多い)
②単位認定 可 (期間が短いため一定の単位に限られる)
③4年での卒業
④英語力 低~中レベル
⑤学費 実費 (各大学の留学プログラムのパンフレット等をご参照いただき、詳細は大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■短期間なので気軽に行ける ■大学のプログラムなので安心感がある ■同じ大学の友達と一緒に参加することも可能
⑦デメリット ■短期間のため、語学力を上げようという人には不向き ■日本人複数名と一緒に行くため、日本人と常に一緒にいる環境になりがち

■中期留学(大学の留学プログラム)

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④「中期プログラム (大学のプログラム)」という方法

 

中期プログラム(大学のプログラム)は「セメスタープログラム」とも呼ばれ、その言葉通り、1~2学期(およそ3ヶ月~半年)程度の間、海外大学の付属の語学学校で英語を中心に学んだり、中には海外大学で講義を受けられるプランもある留学方法になります。

 

項目 内容
①期間 1学期~ (※およそ3ヶ月~5ヶ月程度が多い)
②単位認定 可 (一定の単位)
③4年での卒業
④英語力 低~中レベル
⑤学費 実費 (各大学の留学プログラムのパンフレット等をご参照いただき、詳細は大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■英語などの言語に集中して学べる ■大学の講義(授業)も受けられることがある ■大学の留学プログラムなので安心感がある
⑦デメリット ■あらかじめ設定されているプランになるため自由度はない ■日本人複数名と一緒に行くため、日本人と常に一緒にいる環境になりがち

■海外インターンシップ (大学の留学プログラム)

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⑤「海外インターンシップ (大学のプログラム)」という方法

 

海外インターンシップ(大学のプログラム)とは、海外の日系企業や現地の企業で就業体験ができる留学のことで、最近特に人気の留学方法の1つになっています。

 

近年、海外インターンシップは「外資系企業で働きたい」、「国際舞台で活躍したい」、「英語を使って仕事がしたい」、「就職活動に活かしたい」という学生や、「これまでのキャリアを海外で活かしたい」、「自分の活動の場を海外に広げたい」、「転職活動に活かしたい」という社会人の間で、参加者が急増しています。

 

また、そういった学生や社会人の方々を「インターン生」として受け入れることに積極的な海外の日系企業、ローカル企業も増加傾向にあります。

 

「海外インターンシップ」は、国際インターンシップやインターンシッププログラムと呼ばれることもあり、各大学や留学エージェント会社などが扱っている様々なものもあって、特に民間の企業が扱う海外インターンシップの中には、「例えば、語学+インターンシップ」のほか、中には「有給インターンシップ」や「無給インターンシップ」などのプランもあったりします。

 

但し、ここでは、大学に在籍していく大学生の海外インターンシップのご紹介になりますので、あらかじめご承知おきください。

 

項目 内容
①期間 1週間~(およそ1週間~2ヶ月程度で、夏休みや春休みを利用してのプランが一番多い)
②単位認定 大学による
③4年での卒業
④英語力 中レベル~
⑤学費 実費 (各大学の留学プログラムのパンフレット等をご参照いただき、詳細は大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■海外で就業体験ができる
⑦デメリット ■英語などの語学力がある程度必要 ■あくまでも就業体験であって、英語などの語学力を身につけることが目的ではない

■海外ボランティア (大学の留学プログラム)

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⑥「海外ボランティア (大学のプログラム)」という方法

 

海外ボランティア(大学のプログラム)とは、発展途上国などで社会貢献活動ができる留学のことを言います。

 

そして、一般的に海外ボランティアとは、海外のNPO・NGOでの体験活動を通して、社会課題を自分の目で見て理解を深め、解決に向けた活動に取り組むことを言います。

 

そういった意味でも、海外ボランティアは、就職活動をはじめ将来的にみたときに、おおいに役立つ経験となります。

 

例えば、海外で子供達に英語を教えたり、学校や家の改築の手伝いを行う活動などがあります。あと海外ボランティアはスキルや知識があまりなくても誰でも参加することができるのも特徴になります。

 

また、ボランティア初心者の方は、リスクマネジメントや参加者の対応を丁寧に行ってくれるNPOやNGOが提供するボランティアプロラムに参加することをおすすめします。

 

但し、ここでは、大学に在籍していく大学生の海外インターンシップのご紹介になりますので、あらかじめご承知おきください。(※あと、大学の留学プログラムとは関係なく、各大学のボランティアサークルなどが伝統的に有志で海外ボランティア活動を行っているケースもあります。)

 

なお、海外ボランティアと聞くと、発展途上国で活動?ちょっと危ないのでは…と心配する人もいるかもしれません。しかし、海外旅行のリスクは低く、海外ボランティアだから特別リスクが高いという訳では当然ありません。

 

自分が留学に行く国の治安なども含めてしっかりと事前に調べて意識し、自己防衛策をとることが何より大切なのだと思います。あと、ボランティアの最中だけではなく自由時間や休日などは、特に単独でむやみに行動しないなど注意して過ごすように心がけてください。

 

項目 内容
①期間 1週間~(およそ1週間~2ヶ月程度で、夏休みや春休みを利用してのプランが一番多い)
②単位認定 大学による
③4年での卒業
④英語力 低レベル~
⑤学費 実費(各大学の留学プログラムのパンフレット等をご参照いただき、詳細は大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■海外で社会貢献活動に参加できる ■日本とは違う現地の状況を肌で感じることができる
⑦デメリット ■あくまでもボランティア活動であって、英語などの語学力を身につけることが目的ではない

■ダブルディグリー留学 (DD留学) (大学の留学プログラム)

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⑦「ダブルディグリー留学 (DD留学) (大学のプログラム)」という方法

 

ダブルディグリー留学(大学のプログラム)とは、あなたが所属している日本の在籍大学の学位と、留学先の海外大学の学位を同時に取得できる留学のことを言います。

 

この留学方法は、日本の大学に在籍しながら、その大学と提携を結ぶ海外の大学へ1年以上留学して現地で学ぶことにより、大学卒業時には通っていた日本の大学と留学先の大学2つの学位がもらえる留学になります。

 

ちなみに「学位」とは、その大学を卒業したという称号のことです。

 

例えば、日本で「経営学」を学んでいた場合、留学先の大学でも同様に「経営学」を学ぶことで、卒業時には両方の大学で「経営学」を学んだという称号が手に入るという訳です。

 

この留学方法を実施している日本の大学は少ないので、各大学のホームページや留学プログラムなどをよく調べてみてください。なお、ダブルディグリー留学は、大学院の修士(博士)課程のみで実施している大学もあるそうです。

 

項目 内容
①期間 およそ1年間~(※留学するのが学部生としてなのか大学院生としてなのか、あと国や地域にもよる)
②単位認定
③4年での卒業 大学による
④英語力 高レベル
⑤学費 各大学による(各大学の留学プログラムのパンフレット等をご参照いただき、詳細は大学の留学サポートの窓口部署へお問い合わせください)
⑥メリット ■日本と海外の大学の両方の学位を取得できる ■大学によっては4年で卒業できることもある
⑦デメリット ■英語などの語学力や大学の成績評価(GPA)のスコアレベルが高い ■大学間で協定を結んでいいる大学に限られるため、国や学校などは自由に決められない

■短期留学 (個人手配)(私費留学)

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⑧短期留学 (個人手配)

 

短期留学(個人手配)とは、大学とは関係なしに、大学の長期休暇である夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して留学することを言います。あくまでも個人手配の為、留学斡旋会社である留学エージェントや留学支援団体のプログラムを利用することが多いのですが、場合によっては自分自身で短期留学の全部を調べて手配することもできます。

 

なお、こちらは以前に特集をしました…

 

☆「■海外留学への挑戦!はじめての短期留学!

 

につきましても、是非併せてご覧くださいますようお願いいたします。

 

 

項目 内容
①期間 1週間~ (※およそ1週間~2ヶ月未満が多い)
②単位認定 不可
③4年での卒業
④英語力 低~中レベル
⑤学費 実費
⑥メリット ■自由度が高い ■短期留学なので、気軽に行ける 
⑦デメリット ■短期間のため、語学力を上げようという人には不向き ■短期間なので総額は安いが、冷静に見ると期間が短い割にやはり割高である

■その他の留学方法について

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⑨「休学留学」という方法

 

休学留学とは、一般的に所属する大学を休学して、およそ半年から1年間の長期間海外の大学に留学するものを言います。自分で留学先(国や大学など)を選べますし、日本の学部で学んだことのない科目(授業)も履修可能です。

 

ただし、交換留学や認定留学とは違い、在籍している大学は休学扱いになるので、4年での卒業はできなくなります。

 

また、休学留学にかかる費用についても、認定留学にかかる費用と同じように、●学費、●現地の生活費、●渡航費、●海外留学保険などがかかります。当然、留学にかかる費用に関しては、どの国へどれくらいの期間留学するのかによって異なります。

 

なお、大学を休学留学するための手続きは、各大学によって異なりますので、大学の教務課や学生課などへ確認するようにしてください。

 

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 ⑩「編入留学」という方法

 

編入留学とは、日本では、通常の編入はあるものの編入留学はあまりありません。しかし、アメリカなどの欧米諸国ではこの編入留学は一般的になっており、大学の編入制度も非常に整っているそうです。

 

なぜなら欧米諸国では、特に最終学歴を重要視する傾向があり、入学当初は学力が足りなくても在学中に一生懸命頑張って難関大学への編入を目指すという人も多いという事情があるそうです。

 

日本の大学から海外の大学に編入する際には、まずあなたが在籍している日本の大学での成績(GPA)は非常に重要なポイントになります。そして、一般的に在籍している大学の学部や学科が同じ又は似ているのなら「単位互換制度」があったりする場合もあるそうです。但しこれは、大学によって異なりますので編入を希望する大学の学部や単位の履修・移行制度などを各自でよく事前に調べておくことが大切になるかと存じます。

 

あと、一般教養と専攻科目の中には、相談や交渉によって比較的認められやすい単位もあるそうなので、編入留学を考えている方は是非調べてみてください。なお、相談する窓口は、各大学の教務課や学生課などになるかと思います。

 

例えば、編入留学のメリットの1つ目は、先ほどお伝えをしました通り、特に日本で在籍していた大学と同じ分野を勉強するのなら、日本で学んだことは海外でも役に立ちます。もちろん英語など言語の違いはあるかもしれませんが、日本でしっかり勉強して知識をつけていると留学時も有利に働くという訳なのです。

 

また、編入留学のメリットの2つ目は、日本の大学を休学や中退して留学すると、どうしても卒業までに時間がかかります。少なくとも「日本の大学+海外の大学」を4年で卒業することは難しいでしょう。しかし、編入留学なら3年次などに編入できる制度になるため、時間を無駄にすることなく4年で卒業できる可能性があるということになります。

 

そして、編入留学のメリットの3つ目は、海外の大学院に行くには、当たり前ですがそれなりの英語力が必要です。そのため、日本の大学を卒業して英語力がゼロの状態で海外大学院を目指すのと、海外の大学を卒業してそのままその国の大学院に進学するのとではその難易度が全然違うという点になります。

 

さらに、編入留学のメリットの4つ目は、例えば、アメリカに留学する場合、最初は、英語力や学力が足りないので2年制のコミュニティカレッジに行き、そこで勉強を頑張って志望大学の入学条件を満たせば、3年次に編入して学位を取得できるという、合わせ技ののような編入留学も実際にあるそうです。

 

なお、コミュニティカレッジは授業料が比較的安くて、求められる英語力も通常の4年生大学に比べると低いので、日本人を含め留学生にメリットが多いのだそうです。また、学校によってはTOEFL(または、IELTS)ではなく英検にも対応しているところもあるそうです。

 

このように、日本の大学に入学したけれど、なかなか自分の希望する海外留学が難しいと感じた場合には、編入留学という選択肢もあるということを覚えておいてください。 

 

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⑪「正規留学」という方法

 

そもそも、「日本の大学に在籍しながらの海外留学する方法ってどんな種類があるの?」いう今回の趣旨とは少しズレてしまいますが、「正規留学」とは、簡単にいうと、あなたが高校卒業後にダイレクトで海外大学などの教育機関で現地のネイティブ学生とともに勉強をするという「いわゆる正規の留学」であり、英語など高い語学力が求められます。

 

また、留学期間に関しても、現地の大学の年数と同じで3~4年間現地で勉強をすることになり多くの時間とお金がかかります。

 

そんな正規留学には、語学留学や交換留学などにはないメリットがあるのも事実ですので、簡単になりますが少しだけお伝えさせていただきます。

 

まず、メリットの1つ目は、これは正規留学に限らずになるのですが、海外留学をする人の大きな攻略目標として「語学の修得」があります。語学の習得は、主に「英語」であり、国際共通語である英語を習得することで就職する際の選択肢が世界に広がり、とても有用な武器になるのです。

 

「正規留学」は語学留学などと違い、語学を集中的に勉強する留学ではありませんが、先にお話しました通り、現地のネイティブ学生と一緒に同じ目線で勉強をするので、高い語学力がないとついていけないため、必然的に語学力が鍛えられるということになる訳なのです。

 

また、2つ目のメリットとしては、海外の大学は、基本的に大学のネームバリューもそうですが、何を学び、何を見つけるかということをより重要視する傾向にあるのだそうです。

 

例えば、「経営学」について学ぶのならその分野を徹底的に学び、それを生かして希望の就職先の企業を探したりするのだそうです。正規留学をする際は、専門性のレベルの高い専攻分野を選択して3~4年間勉強するため、「語学力+よりレベルの高い専門性」が日本の大学に比べると深く身につくことになるのだそうです。

 

そして、3つ目のメリットは、日本の大学に在籍しながら海外大学へ留学する「交換留学」や「認定留学」などの留学方法では、長くても1年間ほどの滞在になると思いますが、正規留学は現地のネイティブ学生と一緒に現地の大学に入学して卒業を目指して勉強をするため当然現地で過ごす滞在期間が長くなる訳です。

 

それは、言葉や常識、マナーや文化も違う外国という不慣れな不自由な中で自分自身でいろんなことを学び解決していくこと。例えば、勉強が分からない時はどうアプローチをするべきなのかなど、現地のネイティブ学生や世界中の優秀な留学生仲間たちの影響を良い意味で強く受けて成長することにも繋がり、海外だからこそ得られる知恵や経験が身につくことになるということです

 

あと、4つ目のメリットとしては、語学留学や交換留学などでは得られない「学位」を習得できるのも大きなメリットになります。

 

正規留学は、何といっても「学位」という形で目に見える大きな成果が得られるのは非常に大きく、それが就職時などに良い方向に働くことも考えられます。

 

正規留学は現地のネイティブ学生と同じ目線で、同じ授業を受けて、日々ディスカッションしたり、課題レポートやエッセイ、テストを受けて単位を取得していくなど乗り越えるべき高い壁は多いのですが、それだけ最後の「学位」の取得で得られるものは大きいと思います。

 

■まとめ

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いかがでしたでしょうか?

 

あとは、新型コロナ禍の昨年まで苦肉の策として多かった「リモート留学」があったり、各大学が世界の協定校などと毎年夏休みなどに恒例的に行っている「サマーセミナー」や「学生セミナー」、さらには国際大学ネットワークを活用した「模擬国連会議」などがあったりします。

 

そもそも「受け入れ留学生が多い大学」の「学部・学科」で、英語でほとんど授業されているようなクラスなどは、日頃から日本に居ながらにして「擬似留学体験」をある意味していることになるのだとも思います。

 

大学生活は、本当に何ものにも代えがたい貴重な時期になります。

 

実直的な話、今回特集しました「大学生の留学の種類について」だけでは、なかなかどんな方法で留学に行くか決断をすることは難しいかもしれません。

 

もちろん、今回お話しました「大学生の留学の種類」についてもそうですし、①「留学先の治安が心配」、②「自分の英語が通じるか不安」、「現地で友達が出来るか不安」、「学生寮などの共同生活が心配」、「ホームシックにならないか不安」、③「食べ物が口に合うか心配」、「お金が足りるか心配」、「いじめや差別の不安」など、このように行きたくない理由や言い訳を探しだしたら絶対に留学になどいけないのです。

 

それでも、近年 日本ではグローバル化が進み英語の必要性が年々高まっており、毎年留学に行く高校生や大学生の方は必ずいるのです。

 

あなたが海外留学に興味を持ったら、是非とも、あなた自身で在籍している日本の大学の「留学プログラム」はもちろん、「留学したい国」や「留学で学びたいこと」、「留学奨学金制度」や「留学に役立つ資格」、「留学に必要な語学テスト」や「大学のGPA」、「大学の協定校」や「実際に留学に行くタイミング」、「留学後の院進」や「留学後の就活事情」、「親御さんから同意を得る方法」なども含めていろいろと調べてみてください。

 

いざ留学が目前に迫って来ると、いろんな不安や心配事が湧いてくる方も実際多くいらっしゃると思います。

 

ですが、あなた自身の夢だった「海外留学」について、どの国にいつ、どんな方法で留学し、協定校の留学要件とか、語学要件(TOEFL・IELTS)のスコア、大学の成績評価であるGPA、留学奨学金の獲得などを真剣に調べてしっかりと準備をしたのですからきっと大丈夫です。安心してください。

 

最後に、あなたの海外留学が絶対成功しますように、微力ではありますが心よりお祈りを申し上げております。

 

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■「箸休め記事一覧」

箸休め記事 黒板イラスト

海外留学への挑戦!はじめての短期留学!

 

大学生が「交換留学へ出発するまで」のスケジュール

 

大学生活にこそ「自転車と原付バイク」

 

「新大学生が入学までにすること8選!」

 

一人暮らしの大学選びで「立地」は重要ですか?

 

「大学選び」の重要なポイントについて

 

大学受験「ホテルの予約」や「親の同行」について

 

日本と諸外国の「成人式」や「風習」など

 

「スーパーグローバル大学」について

 

「QS世界大学ランキング2024」について

 

2024年度「英検」の一部変更について

 

「世界 何でもランキング」①湖、川、山、スポーツなど

 

「留学希望の学生」が親の同意を得る方法

 

「大学生の交換留学」ってどうなの?

 

「高校生の交換留学」ってどうなの?

 

アメリカ留学を考えている方へ ③米国の大学16~30位

 

アメリカ留学を考えている方へ ②米国の大学 1~15位

 

アメリカ留学を考えている方へ ①アイビーリーグなど

 

フィリピン留学を考えている方へ

 

ニュージーランド留学を考えている方へ 

 

カナダ留学を考えている方へ

 

「留学前」不安や心配事 ③お金、食べ物、差別

 

☆​「留学前」不安や心配事 ②英語が通じるか心配

 

「留学前」不安や心配事 ①治安について

 

都道府県人口・面積ランキング他、日本の都市人口TOP100 

 

「国立大学」・「私立大学」学生数ランキング(2023年版)

 

大学生の成績評価「GPA」を考える

 

人気の「総合型選抜・学校推薦型選抜」について

 

春から大学生、はじめての一人暮らし!

 

オーストラリア留学を考えている方へ

 

イギリス留学を考えている方へ

 

英検、TOEIC、TOEFL、IELTSの4つの比較

 

オープンキャンパスに行こう!

 

受け入れ留学生の多い大学ランキング

 

主要大学の「一般入試率」ランキング

 

アメリカの大学ランキングTOP200

 

日本の大学図書館蔵書数ランキング

 

「国公立大学」「私立大学」学生数ランキング

 

大学入試(総合型選抜)、いよいよ本番!

 

 

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今年は、新型コロナ禍でマイホーム購入を様子見していた購入希望者様たちが、満を持して動き出してくると予想しており、それに伴い不動産売買も活発になると考えております。

 

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