☆2024年度「英検」の一部変更について

2023年11月24日

英検変更③

いつもお世話になっております。「天白区塩釜口」の㈱プレディオ プラスの伊藤です。

 

さて、今回は、2024年度から「 英検の問題形式が一部リニューアル 」されることで、特に、近い将来「高校受験」や「大学受験」を見据えて、「英検」の各グレードの取得を目指してみえる皆さんやその保護者の方に対して、その「変更内容」についてお知らせさせていただきたいと存じます。

 

なお、2024年度から「英検の問題形式が一部リニューアル」されるのは、【対象:1級、準1級、2級、準2級、3級】の5つのグレードになります。

 

そのため、英検4級と5級につきましては変更はありませんので、併せてお知らせさせていただきます。

 

あと、「英検」の公式サイトによると、12月7日(木)に開設の2024年度のリニューアルに向けての「特設サイト」をご確認くださいとのことです。

 

それでは、早速ですが、「変更内容」について一緒に見てまいりましょう。

 

■2024年度「英検」一部リニューアルの概要

英検変更①

①いつの試験から変更されるの?

 

日本英語検定協会は、2024年度の第一回英語検定より変更になると発表がありました。

 

詳細は、実用英語技能検定(英検)の問題形式一部リニューアル】をご参照ください。

 

②どの級が変わるの?

 

3級以上の5つのグレード【対象:1級、準1級、2級、準2級、3級】のテストに一部新形式での出題を加え、試験時間延長などの様々な変更がある予定となります。

 

③リニューアルのポイントは?

 

今回のリニューアルで特に注意するべきなのは「ライティング」です。

 

「英検1級~英検3級」まで共通して「ライティング」に新形式の問題が追加されるため、特にライティング対策にしっかりと取り組む必要があるようです。

 

また、「準1級」の場合には、「スピーキング」にも新形式の問題が追加されるため、こちらもしっかりと対策することが必要になります。

 

④2024年度から「英検」の検定料を値上げについて

 

日本英語検定協会は、2024年度の実用英語技能検定(「英検(従来型)」・「英検 SCBT」・「英検 S-Interview」)の検定料を値上げすることを発表しました。従来型の個人/団体・本会場は200円~700円の値上げとなるとのとこです。※2024年度の検定料」につきましてはこちらのページを参照ください。

 

 

なお、日本英語検定協会によると、今回の検定料改定の主な理由について、「物価上昇による原価増」と「英検の品質向上のための研究・開発」の2点となるそうで、物価上昇に伴い、検定実施にかかる費用が上昇し、原価増に伴う検定料の値上げをせざるを得ない状況で、主に外部委託先や仕入先における人件費、用紙費・印刷費、物流費、その他試験運営費などが上昇しているためとしているそうです。

 

英検」の公式サイトが、12月7日(木)に開設の2024年度リニューアルに向けの「特設サイト」をご確認ください

 

「英検」の公式サイトによると、「特設サイト」では、各グレード (級) の問題数、出題内容、試験時間の変更点に加え、1級~3級で追加される「Writing (ライティング) 」タスクの問題例・解答例・評価観点や、準1級で追加される「Speaking (スピーキング) 」タスクの出題例が掲載されているとのことです。

 

その他にも、「安河内先生ライティング特別講義動画」などの学習のポイント解説や、問題形式リニューアルに関する「オンライン説明会」の案内なども掲載され、その都度「最新情報」が提供されるそうですので、詳しくは12月7日(木)に開設の「特設サイト」をご確認ください。

 

■「英検3級」の変更内容について

英検変更⑤
項目 変更前 ⇒ 変更後
●試験時間 (変更前) 50分 ⇒ (変更後) 65分(15分延長)
●ライティング (変更前) 英作文問題が1題 ⇒ (変更後) 英作文問題が2題+Eメール問題(英作文問題が1問増、さらにEメール問題が増)
●リーディング 変更なし
●リスニング 変更なし
●スピーキング 変更なし

■考察

英検3級の大きな変更点は「ライティング」です。

 

まず試験時間が、(変更前)50分 ⇒ (変更後)は65分となり15分延長されます。

 

そして、具体的には、英作文問題が、(変更前)の1題から(変更後)は2題に増え、さらに「Eメールの設問」が追加される形式になります。

 

なお、追加されるEメールの設問は、Eメールを返信する形式の問題になるため、まずはEメールを読み、理解することが必要になります。その上で、問題の指示に従って、返信用のEメールを回答する設問となるようです。

 

これは簡単に言うと、英検3級のテストは「変更後」は設問が増えて試験時間も15分延長されることから、「変更前」と比べると「難化」すると言えそうです。

 

そのため、実直的な話、英検3級は「高校受験」での優遇も多いので、出来れば2023年度中(2024年3月まで)に取得することがおすすめと言えそうです。

 

なお、今回の変更により、同じように英検の駆け込み受験を考える人が今後は増えると予想ができますので、そのあたりにもどうかご注意ください。

 

 

 

■「英検準2級」の変更内容について

英検変更②
項目 変更前 ⇒ 変更後
●試験時間 (変更前) 75分 ⇒ (変更後) 80分(5分拡大)
●ライティング (変更前) 英作文問題が1題 ⇒ (変更後) 英作文問題が2題+Eメール問題(英作文問題が1問増、さらにEメール問題が増)
●リーディング (変更前) 37問 ⇒ (変更後) 「語彙問題」と「長文問題」の設問数が一部削減される
●リスニング 変更なし
●スピーキング 変更なし

■考察

英検準2級の大きな変更点も「ライティング」になります。

 

まず試験時間が、(変更前)75分 ⇒ (変更後)は80分となり5分延長されます。

 

そして、具体的には、英作文問題が(変更前)の1題から(変更後)は2題に増え、さらに「Eメールの設問」が追加される形式になり、その代わりにリーディング問題の一部が削減される形になるようです。

 

なお、追加される「Eメールの設問」は、Eメールを返信する形式の問題になるため、まずはEメールを読み、理解することが必要になります。その上で、設問の指示に従って、文字数を考慮の上返信用のEメールを回答する形式となるようで、Eメールを受け取る側がどう読み解くかを想像して回答を作る必要がありそうです。

 

これは簡単に言うと、英検準2級のテストも3級同様に「変更後」は、設問が増えて試験時間も5分延長されることから、「変更前」と比べると「難化」すると言えそうです。

 

そのため、実直的な話、英検準2級は「高校受験」での優遇も多いので、出来れば2023年度中(2024年3月まで)に取得することがおすすめと言えそうです。

 

■「英検2級」の変更内容について

英検変更④
項目 変更前 ⇒ 変更後
●試験時間 変更なし
●ライティング (変更前) 英作文問題が1題 ⇒ (変更後) 英作文問題が2題+要約問題 (英作文問題が1問増、さらに要約問題が増)
●リーディング (変更前) 38問 ⇒ (変更後) 「語彙問題」と「長文問題」の設問数が一部削減される
●リスニング 変更なし
●スピーキング 変更なし

■考察

英検2級の大きな変更点は、「ライティング」の問題が2題になり、「要約問題」が出題されることになります。

 

この「要約問題」は、2級から新設された設問になります。

 

なお、2級に新設される「要約問題」は、まずは英語長文を読み理解することが必要になります。

 

つまり、「要約問題」は、ライティングの設問ではあるけれど、リーディングの力も試される形式でもあり、文脈を理解して正しく伝わる英語で適切に要約する必要があると言えそうです。

 

そのため「要約問題」の対策としては、英語の長文を読んだ際に、日本語で要約する練習を積んでおく必要がありそうです。

 

これは簡単に言うと、英検2級のテストも「変更後」は「要約問題」が新設されて、「変更前」と比べるとその対策も必要になってくるため「難化」することになります。

 

そのため、実直的な話、英検2級は、「高校受験」に加え、「大学受験」での優遇によるメリットも多いので、出来れば2023年度中(2024年3月まで)に取得することがおすすめと言えそうです。

 

 

■「英検準1級」の変更内容について

英検変更⑦
項目 変更前 ⇒ 変更後
●試験時間 変更なし
●ライティング (変更前) 英作文問題が1題 ⇒ (変更後) 英作文問題が2題+要約問題 (英作文問題が1問増、さらに要約問題が増)
●リーディング (変更前) 41問 ⇒ (変更後)「語彙問題」と「長文問題」の設問数が一部削減される
●リスニング 変更なし
●スピーキング (変更後) イラストについてのNo.4に話題導入文を追加ナレーション(受験者自身の意見を問う質問に「話題導入文」を追加)

■考察

英検準1級の変更点は、「ライティング」の問題が2題になり、「要約問題」が出題されることになります。

 

その代わりに「リーディング」は、41問から一部削減となり、さらに「スピーキング」についても、No.4に受験者自身の意見を問う質問に「話題導入文」が追加されるようです。

 

英検準1級の「要約問題」は、「英語」での問題指示となっており、さらに設問内容についても2級に比べて、社会性が高いより難しいテーマで出題されることになるようです。

 

また、「スピーキング」の設問である No.4に受験者自身の意見を問う「話題導入文」が追加ナレーションされるため、「リスニング」の力もより必要になってきると思います。

 

なお、対策方法としては、「シャドーイング」を通して英語のスピードにある程度慣れる必要ることから、現行の準1級よりも「リスニング力」を伸ばしておくことが必要と言えそうです。

 

これは簡単に言うと、英検準1級のテストも「変更後」は、新設される問題に対しての対策も必要になってくるため、「変更前」と比べると「難化」すると言えそうです。

 

そのため、実直的な話、英検準1級は、「大学受験」での優遇によるメリットも多いので、出来れば2023年度中(2024年3月まで)に取得することがおすすめと言えそうです。

 

■「英検1級」の変更内容について

英検変更⑧
項目 変更前 ⇒ 変更後
●試験時間 変更なし
●ライティング (変更前) 英作文問題が1題 ⇒ (変更後) 英作文問題が2題+要約問題 (英作文問題が1問増、さらに要約問題が増)
●リーディング (変更前) 41問 ⇒ (変更後)「語彙問題」と「長文問題」の設問数が一部削減される
●リスニング 変更なし
●スピーキング 変更なし

■考察

英検1級の変更点は、準1級同様に「ライティング」の問題が2題になり、「要約問題」が出題されることになります。

 

「リーディング」は、41問から一部削減となります。

 

そして、英検1級の「要約問題」は、「英語」での問題指示となっており、さらに準1級よりも、内容も社会性もより高いテーマで出題されますので、普段から英語のニュース記事などを読んだりしておくと対応もしやすくなると思います。

 

これは簡単に言うと、英検1級のテストも、「変更後」は新設された要約問題に対しての対策も必要になってくるため、「変更前」と比べると「難化」すると言えそうです。

 

そのため、実直的な話、英検1級は、「大学受験」での優遇によるメリットも多いので、出来れば2023年度中(2024年3月まで)に取得することがおすすめと言えそうです。

 

■まとめ

英検変更⑥

いかがでしたでしょうか?

 

「英検」は、3級や準2級以上の取得で「高校受験」での優遇措置によるメリットが大きくなること。さらに2級や準1級以上のグレードになると「大学受験」での優遇によるメリットも大きくなってきます。

 

そのため、2024年度にはもう少し時間がありますので、出来れば今年度中(2024年3月まで)に取得することが一番のおすすめということになる訳です。

 

ただし、今回の「英検テスト」の一部リニューアルに伴い、同じように「英検」の駆け込み受験を考える人が、今後はさらに増えると予想されますので、その点にもどうかご注意ください。

 

特に、中学生・高校生の皆さんは、今はまだ先のことと安易に考えてしまったり、あるいは学校のクラブ活動などが忙しいことを理由にして今面倒臭がってしまうと、いざ自分が受験生の立場になった時に「あのタイミングでやっぱり英検を受験していたら良かった…」と後悔してしまうかもしれません。

 

ですから、どうかこのタイミングで、近い将来のご自身の「高校受験」や「大学受験」のことを踏まえて、2023年度中の「英検」の取得についてジャッジしてみてくださいね。

 

なお、実直的な話、今回「英検」の受験を決断された場合であっても、目指される “級” (グレード)に1回で合格すれば一番良いのですが、場合によっては2~3回の受験が必要なケースも考えられますので、どうぞその点も踏まえてお考え置きください。

 

あと、「2025年度」には31年ぶりに、「英検」の準2級と2級の間に新しい級である「 “準2級プラス” 」が新設されることも決まっています。

 

英検変更⑨

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